リスニングの勉強法を調べると、聞き流し、ディクテーション、シャドーイング、音読などが並びます。初心者が全部を同時に始める必要はありません。まず、聞く・確かめる・声に出すの三段階を一回終えることから始めます。
練習前に教材の条件をそろえる
最初の教材は、次の四条件で選びます。
- 一回で扱える短さ
- 日常の身近な話題
- 音が明瞭で、初級レベル
- 英文と内容をあとから確認できる
British CouncilのA1リスニング教材は、身近な場面ごとに準備課題、音声、理解問題、原文が用意されています。Cambridge Englishにもbasicレベルで絞れるリスニング活動があります。
好きな作品やニュースを楽しむ時間と、原因を確かめる練習は分けても構いません。詳しい判断は初心者向けリスニング教材の選び方で確認できます。
一回で完了する5ステップ
1. 話題を確認する
タイトルや設問を見て、誰が何について話すかを予想します。知らない固有名詞を推測するのではなく、買い物、予定、自己紹介など場面の枠を持ちます。
2. 一度聞いて大意を選ぶ
全文を書き取らず、「誰が何をしたか」「目的は何か」を一つ考えます。分からなくても、ここでは止めません。
3. 原文と意味を確認する
英文を読み、大意が合っていたかを見ます。知らない重要語は一つか二つだけ確認します。文字でも難しい場合は、この時点で教材を替えます。
4. 聞こえなかった一箇所を比べる
知っている語なのに聞こえなかった場所を一つ選びます。前後の音を見て、つながり、弱形、脱落、強勢のどれが関係するか確かめます。すべての空欄を埋める必要はありません。
5. 意味を持って一度読む
原文を見ながら、意味のまとまりと強い語を意識して一度音読します。速さや発音の完全な再現は目標にしません。最後に、内容を一文で言えたら終了です。
追加練習は目的から選ぶ
| 困っていること | 追加する練習 |
|---|---|
| どの位置を聞き落としたか知りたい | ディクテーション |
| 確認済みの音の強弱を口でも感じたい | シャドーイング |
| 単語の境目が分からない | リンキング |
| 短い語だけ聞こえない | 弱形 |
方法の名前から選ぶのではなく、今日の一箇所に必要かで決めます。
終了条件を先に決める
毎日長く続けることより、「一箇所を説明できた」「一文の要点を言えた」という終了条件を持ちます。早く終わっても構いません。
反対に、全文を完璧に聞き取るまで終われない練習は負荷が高すぎます。一文の意味と一つの音が結びついたら、その日は前へ進んでいます。
自分の段階に合う教材で、聞く・確認する・声に出す一回の練習を終えられる
